当社代表・野崎が研究開発リーダーに「生成 AI を使った特許検索式の作成」を寄稿

株式会社技術情報協会が発行している機関誌「研究開発リーダー」第231号の特集『AI,生成AIのR&Dへの導入・活用の最前線~生成AIによる知財業務の効率化と導入、運用のポイント~ 』に、当社・野崎が「生成AI を使った特許検索式の作成」というタイトルで寄稿いたしました。
寄稿の概要は以下の通りです。
2022年11月のChatGPT-3.5が発表されてから、生成AIの技術的な進歩は目を見張るものがある。毎月というスピードではなく、ほぼ毎週のように新たなモデルや機能がリリースされており、2025年4月にOpenAIから発表されたo1モデルの後継として開発された論理的思考能力を強化した大規模言語モデルo3を用いると、簡単なプロンプトを用いて先行技術調査などの特許調査を行うことができるようになった。本稿のテーマである特許検索式の作成だけではなく、様々な知財業務に生成AIが今後より一層利用されることは疑いようがない。ただし後述するように、生成AIを用いて先行技術調査等の特許調査や特許分析を行うことができるようになっても、適合率・精度や再現率を意識した特許検索式作成の基本的な考え方を習得することの重要性が減じることはないと考えている(特許検索・特許調査についての基本を学びたい方は拙著などをご覧いただければ幸いである)。そこで本稿では、特許調査・特許分析をすべて生成AIで行うのではなく、生成AIの力を利用しながら特許検索式を作成する考え方およびテクニックについて解説する。作成した特許検索式でヒットした公報の読み込み・査読にも生成AIを利用することも可能だが、本稿では触れない。
研究開発リーダーについては技術情報協会のウェブサイトで購入することが可能です。